2020年秋アニメ感想
2020年10月～12月クールで見たアニメの感想です。
例のごとく、基本的に声優で選んで(主に水瀬いのりさん出演作)、それプラス話題になったものを見ています。
声優ファン目線の感想なので、原作のガチファンにとっては物足りない感想になることをご了承ください。
自分の中で評価が高い順に紹介していきます。
魔女の旅々
水瀬いのりさん出演作を差し置いて1位に上げるのはこの作品です。
それくらい作品としての評価が自分の中で高い！
今期はごちうさ最強だと思っていたのですが、思わぬダークホースが出てきました。
ギャグあり、涙あり、鬱ありの、百合あり、基本一話完結のロードムービー的アニメです。
自分は鬱回が好きです。
あと、サヤさん姉妹のサイコレズっぷりが良い。今期はこれ以外にも百合アニメが熱いですね。（話題の虹ラブライブは見てない）
魔女の旅々を1位に推す決め手は、第1話の教訓に胸打たれたこと！
魔女見習い時代の主人公イレイナさんに師匠がかけた次の言葉、
「自分が耐えればいいだなんて思わないで下さい。気に食わないことがあるなら戦いなさい。嫌なものは嫌だと、ハッキリ言えるようになりなさい。自分自身を守るために」(フラン)
ブラック企業がはびこるこの現在において、とても大事な考え方ですね。
これを読んでくれている人も、嫌なことは我慢して、がんばらなくていいんだぜ☆
同じ1話の中で、イレイナさんが旅立つ時、
母親とかわした3つの約束＋αも印象的で、
「1つ、危険な目に合いそうな時は逃げること」
「2つ、自分が特別な人間だとは思わないこと。他の人と同じだということを忘れないでね」
「3つ目、いつか必ず帰って来て、私達に元気な顔を見せること。守れる？」
「ニケのように、旅の日記をつけなさい。いつか帰って来た時に、あなたの物語を聞かせてちょうだい」(イレイナさんの母)
師匠と母親の教えがあるから、イレイナさんは、いい意味でも悪い意味でも自分勝手なんですね。
ナルシストで、
お金に汚いし、
相手のことを配慮せず、思ったことはハッキリ言うし、
危険なことには首を突っ込まず、基本傍観のスタイル。
特に、イレイナ構文と言われる
「○○なのは誰でしょう？そう、私です」
は、煽り性能が高く、つい使ってしまいますね。
いい意味で、クソガキ、メスガキなイレイナさんに、本渡楓さんの声がマッチしていて最高に魅力的なキャラでした！
上の方で、鬱回が好きと言いましたが、
やはり、9話の殺人鬼のお話は衝撃的でした…
あまりにも鬱展開すぎて、基本傍観スタイルで、強メンタルのイレイナさんが、報酬を受け取らずに逃げ出し、大泣きするほどでした…
この回での、楠木ともりさんの演技が狂っていて、演技力の高さ感じました。楠木さんが、歌だけじゃない、演技力も高いと分かったのは、いい発見でした。
鬱回も、百合回も、ギャグ回もありつつも、一話完結の構成です。
しかし、一話完結の中にも、全体を通したストーリーがあることに、構成のすごさを感じました。
イレイナさんが旅を始めるきっかけになった本の作者ニケ。
伝説の魔法使い的なポジションですね。
話が進むにつれて、ニケとイレイナさん、師匠との関係が少しずつ見えていきます。
勘のいい視聴者なら3話くらいで、勘がよくない人でも最終回前くらいで気付くぐらいじゃないかな。
絶妙なフラグの匂わせ具合です。
イレイナさんも、最終回で、ニケの正体に気づいた様子で、
そのうえで、自分の意志で旅を続ける決意をする所が、エモい展開でした。
あと、オープニングの上田麗奈さんが歌う「リテラチュア」が作品にマッチしていてすごくいい曲でした。
音楽にまで拘っていますね。
以上、ストーリー、イレイナさんはじめとしたキャラが魅力的なこと、音楽まで拘って本気なアニメなことで、自分の中で1位に置きます。
ご注文はうさぎですか？ BLOOM
ごちうさは正義！
やっぱり、チノちゃんが1番かわいいんだ！
今期は百合が熱いと言いましたが、オープニングの序盤に、チノちゃんとココアさんが、キスしているように見えるカットを持ってくるという、悪魔的な演出があります！
特に、3期のごちうさは、「出会いが人生を変える…」のキャッチフレーズ通り、
かわいいだけじゃない！感動要素が多いのが印象的でした。
チマメ隊の3人が、それぞれ自分の意志で、進路を決定する。
特に、コミュ障のチノちゃんが、自分の意志で、唯一の友達と違う選択を選ぶのは、彼女の成長を感じました。
3人はいつまでも一緒じゃない。
そこに流れるエンディングの、「なかよし!〇なかよし!」
これは、チマメ隊ファンの心を折りにきていますね。
チノちゃんのお母さんの掘り下げもあり、
第7羽で、チノちゃんのお母さん サキさんが天国からやってきて、しかも水樹奈々さんの声で喋るという演出！
後半では、チノちゃんのお母さんが作りかけていた、緑と黄色のラビットハウスの制服がココアちゃんの手で復活し、そこにチマメ隊も加わって、メインキャラ全員がラビットハウスの制服でそろうという展開！
声優さんのイベントではよく見る光景ですが、作中で全員揃ったのはたぶん初！
なんだこの最終回は！？
いや、ごちうさは永遠に終わらないよ…
そこで、感極まってチノちゃんがガチ泣きしてしまうのですが、ここでの泣き演技、リアルに近い、どちらかというと汚いかんじの泣き演技なんですよ！だけど、チノちゃんだからそれでもかわいい。
このあたりは、水瀬いのりさんの演技が鬼がかっていましたね！
他にも、チノちゃんは、1期の頃に比べて、周りにツッコミを入れたり、大人っぽい言動が増えたりなど、成長を感じるシーンが多くありました。
チノちゃんが成長した分、水瀬さんも演技を変えていて、流石でした。
ごちうさの最終回を見ると、大きな虚無感に襲われ、「ごちうさ難民」になってしまうのですが、今期の最終回は、次に繋がる終わり方で、虚無感を余り感じませんでした。
ごちうさはまだまだ続くぞ！永遠にだ！
魔王城でおやすみ
オーロラ・栖夜(すや)・リース・カイミーンこと、スヤリス姫がめちゃくちゃかわいい。
長い本名ですが、栖夜(すや)が名前にあたるらしく、近い間柄の人からはスヤちゃんと呼ばれている。なので、私もスヤちゃんと呼ぶ。
なんか、スヤちゃんって呼びたくなるんですよ。
お話も、クレヨンしんちゃんのような怒涛のギャグ漫画で面白い。
例のごとくCV水瀬いのりさんで、チノちゃんに近い、低めのトーンの喋り方です。
私は、水瀬いのりさんの低めのトーンのキャラが好きなので、同時期に、チノちゃん、スヤちゃんが来て、水瀬いのり成分の供給過多で、萌え死にしそうになっていました。
チノちゃんに比べると、より毒舌で、マイペース。だけど、一応姫だから、高貴な所もあるキャラ。
毒舌でマイペース、ほぼ水瀬いのりさんそのまんまに見えますねｗ
声優さんにとって、自分に近いキャラを演じるのは微調整が必要で、逆に難しいそうですが、スヤちゃんをここまで魅力的に演じて、やはりすごいです。
アサルトリリィ BOUQUET
またまた百合アニメです。
CV赤尾ひかるさんのピンク色の主人公は、やはり魅力的ですね。
その主人公 一柳梨璃と、クールな先輩キャラの白井夢結様の、通称「ゆり」コンビ。
高校の名前も、百合ヶ丘女学院と、狙ったような百合アニメ。
2人に割って入ろうとする楓さんも含め、こいつらの関係結構好き。
オリジナルアニメだけあって、展開が唐突な部分もありましたが、自分的には楽しめました。
水瀬いのりさんも真島百由様というキャラで出ていて、主人公チームから一歩引いてサポートをする博士キャラでした。
モブかと思っていたけど、ほぼ毎話セリフがありました。
しかも、主人公チームの中でおそらく最強の夢結様と旧友の仲だったり、校長先生から秘密の任務を任されたりと、結構重要なポジションでした。
演技は、ナナシスの六咲コニーさんに近いと思いました。
主人公より一つ上の存在、破天荒だけど、なんだかんだ頼りになるキャラ。
ほんとに、意外と出番が多いので、水瀬いのりさんのファンでスルーしている人は是非見るべし！
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ
ぶっちゃけると、私はダンまちのストーリーをそこまで好きではなかったのですが、
3期のクライマックスの、ベルくんとアイズが対決するシーンは熱かったです！
遂に最強キャラが動き出して、面白くなってきましたね。
特に、ベルくん対アイズのシーンの、声優さんたちの演技が神がかっていました。
戦うベルくんの元へ戻ろうとする日高里菜さん演じるウィーネを、水瀬さん演じるヘスティアが諭すシーン。
ヘスティアの「死への覚悟はあるのか？」(微妙に違うかも)のセリフには、やはり神だと再確認させる威厳のようなものがありました。
その後、ヴィーネの言葉に、大西沙織さん演じるアイズが心折れるシーンも、演技のやりとりに惹きこまれました。
水瀬いのりさん、大西沙織さん、日高里菜さんは、ラジオでわちゃわちゃしている印象が強いですが、やはり本職は声優。3人の演技力の高さに圧倒されました。
くまクマ熊ベアー
リアルで引きこもりの女の子が異世界に行って無双するお話です。
ごめんなさい。ストーリーはあまり刺さらなかったです。
リアルで引きこもりなら、人格に何かしら問題があるので、それが災いして、異世界でもひどい目に合うべきだと、私は思うんです。（どこのスバルくんだ？）
ひたすら無双するストレスゼロのアニメは私には合わないかなー。
水瀬いのりさんはシア・フォシュローゼ役で出ています。
どちらかというと元気系のキャラですが、今まで演じた元気系のキャラよりも、より男勝りな印象。
男勝りキャラは新しいんじゃないかなと思いました。
以上です。
水瀬いのりさん沢山出すぎで、追うのが大変でした。
あ、ぐらぶるっ！見てない…
2021年1月開始の中では、リゼロ2期の後半がイチオシです！
